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ラムネ温泉館 [大分県の温泉]

ramune.JPG


2021.6.14

竹田市直入町
https://lamune-onsen.co.jp

500円

ラムネ温泉:炭酸泉
にごり湯:炭酸水素塩泉

長湯温泉の中にある温泉施設。

黒い焼杉と白い漆喰が特徴的な建物で、全体的にはコの字型。受付棟と大浴場棟を家族湯棟がつないでいる形。
受付横の券売機で買ってから渡す。ここには土産物や飲み物、観光案内などのスペースがある。いったん通り越して外に出て向こうの建物に浴場がある。

入った所で靴を脱ぎ棚に置く。脱衣所は狭め。木製棚に直に置く。貴重品は受付棟に100円返却式のやや小さめ金属ロッカーがある。頭上注意の低い出入り口の引き戸を引いて内湯のにごり湯へ。

4m8mほどの空間内はベージュ色の塗り壁で全体が覆われてまるで蔵かかまくらのよう。下の方は温泉成分で褐色になりかけている。そしてまた塗り壁のような丸く低い仕切りで、3つの3mサイズの浴槽がある。2つには源泉が注がれている。残り1つはそれらのオーバーフロー。温度は3つとも40〜41度くらいか。ベージュ色の湯。天井も塗り壁が続き形状もまたなぜこんな形になるのかという凸凹。ガウディ建築を思い起こさせる。
源泉は飲めるとのことで口に含むとまさに無糖の炭酸飲料、炭酸感以外に感じる味は温泉成分だろう。
ガラリのついた吸気窓から外気が入り反対側上部に換気扇が鳴っている。よく掛かり湯に取っ手のついた手桶があるが、ここのは手の先端がうまく曲がっていて浴槽の縁に引っ掛けられるようになっていた。露天風呂への出入り口の開口も曲線で構成されており、引き戸はあるが開け放たれていた。

露天には炭酸泉の浴槽がある。内湯から出ると、3段降りて、3m6mほどの長方形の木枠の浴槽が掘り込んである。板で3コーナーにゆるく仕切られている。ここに入るとまずはその温度にたじろぐ。32度らしい。透明。入るとみるみる炭酸の泡が全身にまとわりつく。血行が良くなるとのこと。時々太陽光を浴びたような妙な暖かさを部分的に体表面に感じたのは32度という絶妙の温度のせいかあるいは炭酸の効果か。炭酸ではない32度の風呂にはあまり入らないのでわからない。暗くなると浴槽内に2個ほどある横向きライトが、体についた炭酸の泡を銀色に光らせてとても美しい。1ミリの水銀の粒が身体じゅうに張り付けられたようになり、まるで自分のボディがアート作品になったかのような錯覚さえ覚える。顔を浸けると炭酸水を飲むときに感じる喉のチクチク感が顔面に広がる。なかなか珍しい体験。外気温が低い冬場は寒くてあがりにくいと思われる。

10m程度の広い緑の広場の先には3mほどの高さの黒っぽい塀があり外の世界は全く見えない。しかし、塀が山型に作られているので、暗くなると空の手前に山が見えているかのように遠近感を錯覚しそう。この日は露天の炭酸風呂の上に白いシートをかけて直射日光や雨を凌いであった。

外には小さいながらサウナもあり、細長い形状で6人は入れる。86度でピリピリする熱さだった。水風呂は無いが出てすぐにはシャワーコーナーが3,4個あり汗は流せる。石鹸シャンプーを使うのもこのシャワーコーナーだけに制限されているのは炭酸の効果で充分という湯主のポリシーだろう。
ブトという虫が炭酸に寄ってきて人を刺すこともあるらしいが寄らないよう可能な対策はしてるとのこと。

座って身体を洗う場所も無いしサウナにガツガツ入るという人も少なかった。この炭酸を味わう入り方がいいと思う人が来る。
聞くと家族湯にも2つ浴槽があり、大浴場のように熱めのにごり湯とぬるめの炭酸泉が味わえるそう。
座って休む椅子や段差が無かったので立って休憩した。全体的に張り紙の類いが一切無いのが好ましい。

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